ども小池整体コイケタロウです。
昔はよかった
などというフレーズはクソダサいし自ら使う気もないし、なのでどうでもいいのですが、ある意味この人に関しては言い方を変えれば
あの時が一番カッコよかった
と言わざるを得ないと思っていて。
そりゃー若くて動けてシュッとしてて、がカッコいいのは当然なんだけど、そうでなくなったときに人はどう動くのかどうあるのかが生業に対しての姿勢として出てくるんじゃないだろうか。
とも思うわけです。
で、ジャミロクアイなんですが、90年代初頭に始まったアシッドジャズ・ムーブメントの旗手であり最も成功したバンドであるわけですが、6枚目のアルバムまでがジャミロクアイです。
偏見かもしれませんが断定します。
ワタシはちゃんと7枚目までは追ったうえで言ってますけどね(笑)
そこで「あ・・・・」と感じたんですよね。鐘が鳴るのを。終わりの。「ワタシの中で」ですが。
別にそこから先の彼を酷評したいとかそういうわけではなく。
それまでも様々なアーティストで感じてきた鐘の音を同じようにそこで感じた、というだけの話なんですけどね。
アルバムベースで言うなら2006年ぐらいまで・・・なのかなーと個人的には思ってます。
ファーストが出たときの彼(Vo:ジェイ・ケイ)は地球の環境問題等に社会的問題意識を持ったアーティストという触れ込みで、その歌詞に非常にファンキーかつダンサブルな楽曲を乗せたハイトーンのボーカルと無二のファッションで一躍スターになったわけですが、確かに相当魅力的なバンドが出てきたなと感じたのは覚えてます。
1st : Emergency on Planet Earth
「When You Gonna Learn?」(いつになったら気づくのか?) という曲名にも意図が表れているMVの内容ですが、自分も当時そういう問題意識的には持ってた方なので結構グッと入ってきました。
なかなかのカッコよさ。
ジャミロクアイという変なバンド名も「Jam」+「Iroquois (アメリカ先住民のイロコイ族)」から来てて、この曲の最初にはアボリジニの伝統楽器の笛が使われてたり、ここから3枚目ぐらいまではそういう傾向が強く出てたと思います。
ベースの奏法でスラップという弾き方がありますが、このアルバムではそこまで難度が高いわけではないので結構練習した記憶があるし、今もたまに弾いてます。
ジャミロクアイの曲はかなりスラップをおもにしたファンキーなベースのグルーヴが引っ張ってる曲が多いので、聴いてても弾いててもカッコよくて好きでした。
すんごいスラップは弾けないけどファーストの曲ぐらいだとギリ行ける感じです(笑)
にしても、メタルは抜きにして男性ハイトーンボーカルは売れる要素、というか確率が高くなるような気がしてる。
スティングとかもあの声は完全な一つの魅力的な楽器なので。
セカンドで早くもジェイケイのダンスの軽さというか華麗さが炸裂しはじめますね。
ファーストの感じを保ったまま正常進化した感じでした。
2nd : Return of The Space Cowboy
これもなかなかのカッコよさ。
そんでまあ、満を持してサードのこれですよ
3rd : Travelling Without Moving
説明は不要かと思いますが、このアルバムぐらいまでは初期の「社会を憂う」ジェイケイが前に出てて楽曲も伴って爆発してたように思います。
なかなかなかなかカッコイイ。
そして・・・時代ですねぇ・・・
最近はこんなのもアップされる世の中になりました・・・
アートも含め音楽も10年後にはAIによってどうなってしまうのか少し不安になりますが、最後に魂入れるところはやっぱり人間にしかできないんだというところを証明したいと個人的には思っちゃう。
ジェイケイのダンスが一番カッコよく表現されてるのが4枚目のこのMVなんじゃないかと勝手に思ってるんですが、どうでしょうか?
5枚目になってくると相当稼いでるからなのか、MVも相当バブリーな感じが際立ってきます(笑)
でもまだジェイケイの作品に対する意欲は旺盛である感じは伝わってくるので、上質なファンクダンスミュージックをケレンミなく堪能できると思います。
6枚目のこのアルバムで好きなのが2個目のMVの
「彼女が行ってしまった、機長頼むから飛行機を引き返してくれ、彼女は俺の魔法の星なんだ、お願いだ、戻ってきてくれタルラ・・・」
というだけの内容の(笑)「Talullah」なんですが、7枚目を知らないこの時点ではこの6枚目を「円熟してきた感はあるなー」という感覚で聴いてました。
この先に行きたい方はたくさんいると思うし自分もその一人だったんですけど、ここまでのジャミロクアイの延長線上にあるような感覚はあるにせよ、
あれ
何かが抜けて離れた
かも
というなんともあいまいな自分だけの感覚を7枚目に感じたんですよね。
90年代初頭に始まったアシッドジャズをけん引してきたジャミロクアイが、15年以上もシーンの中核であり続けたのはホントにすごいし今も好きだし、なんですが
世は移ろいゆくもの
なんですよね。
ホントにホントに以上は私独自の感想でしかないのでアレコレ言わないでください(笑)
あーでもダンスミュージックってホントに偉大だな。
聴いただけで体が動き出してエネルギーが上がっていくわけですから。
毎日の中でこんなに幸せなことはないと思うんですよ。
Thanks a lot , Jay kay !
って感じです。
<続く>
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