自分で「治る」のが理想的ですね

ども小池整体コイケタロウです。

 

本日いらした男性の新患の方、3年ぐらい股関節がおかしくて歩くのも痛みが出るような状態。

トレーニングのやりすぎで傷めて以来、病院や接骨院に行ったはいいがあまり変わらず、最近ではストレッチをおもにしているもあまり芳しくない。

件の股関節の側を見てみるといやなロックの仕方をしている。

他動的に体を動かした場合、だんだんと可動域が閉まってきて最後にストップするのが正常なのだけれど、この方の股関節は最初からいきなりガツン!と止まる状態なのであまりよくない。

直接股関節の状態を見て動きを出そうとするもあんまり動く気配がないのでいったんやめて、別角度から臀部から足先まで通すようなセットをしてじっと待ってたらぐりぐり体を動かし始めた。

ご本人は動かそうとする意志で動かしてないのだけれど、体が勝手に動いてしまうというのでそのままキープして落ち着くまで待つ。

 

体が勝手に自動運動をして修正を始めるというのは、野口整体の「活元運動」が有名ですが、ここまで見事に出た人は初めてかもしれない。

ほかの長い付き合いの患者さんで体がおかしくなるとあごが勝手に動き出して、終了するとスッキリしてる・・・という方がいますがその方と同じでしょうね。

ご本人はこういう出方をしたのは初めてだということでだいぶ驚いていたし不安になってらしたけど、「異常ではないし僕が催眠をかけたのでもないし(笑)、いたって正常な反応ですから心配しないで」と伝えたら安心されてました。

その後も別のアプローチをするとまた始まったのでまた収まるまでキープして、その後変化した状態になれてもらうために少し動いてもらって、を繰り返したらだいぶ変わったようでした。

股関節も触ってみると最初の感じとはずいぶん違う。

まだ動きは完全ではないけど、あの状態が一気に変わってしまったらちょっとやばい感じもするのでこのぐらいの変化が今日一だったんでしょう。

それ以上余計なことはせずに少し様子を見てまた次回やらせてもらうことに。

こういう変化は今までなかったということでとても喜んでいただけたようでしたが、正直ワタシは動きを促してただけでほとんど何もしてない(笑)

でもこれは理想的な修正のされ方だなと思います。

同じことやっても人によって全然出方(変化するかどうかではなくて)が違うので、今回のはちょっと興味深かったですね。

 

 

 

 

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