【ロックへの道(仮)㉘】~ところでゴスペルってどうなの~

ロックへの道(仮)

ども小池整体コイケタロウです。

ロックへの・・と言いつついろんなジャンルの音楽へ寄り道してますが、まあロックとほかの音楽は当たり前ですが相関関係にあるわけで、その中でも自分にほとんどなじみのなかったゴスペルという音楽について最近認識が新たになったので書いてみようと思いました。

自分の中でのゴスペルという音楽は

「教会でおもに黒人の方々が聖書を元にほぼアカペラで歌い上げるソウルミュージックの祖となった音楽」

ぐらいの感覚が正直なところ。

人種的に多大な差別と弾圧を受けてきた黒人だからこそ、神のご加護を必要としてきたし日々の暮らしに信仰がなければやってこれなかった・・というバックグラウンドは容易に理解できます。

リリックもほとんどがそういう内容のものだし、そこで祭りのように盛り上がって教会に来た人々が鬱屈を発散させてまた元の生活に戻っていく機会として機能してたんだろうと思います。

ですが、ゴリゴリの日本人としての自分にとってはそこら辺の感覚はほぼリアルではないし、スピリチュアルをそこそこかじってきた自分的には、わかる部分と、今はあまりそこに直でアクセスする感覚ではない、というのが正直なところではありました。

が。

YouTubeでチャンネル登録しているベーシストの方がマット・ラムジーというベーシストを紹介していて探してみた動画でやられました。

確かにこのマット・ラムジーはすんごいベースを弾いてて、こういう間とうねりを自在に操る系のベースは自分では弾けないけどあこがれるタイプのプレイヤーではあるんですが、センターにいるカーク・フランクリンというやたらハイテンションなシンガーの、全体をリードして徐々に場を巻き上げていく熱にあてられたというか。

調べてみたらこの人はゴスペルシンガーだと。

「え・・・ゴスペルミュージックの昨今てこういう感じなの?・・・」

というぐらいワタシは20周遅れぐらいの亀並みの認識だったようです。

まあとりあえずとにかく圧倒的な演奏のこちらを。(直接貼れないのでリンクです)

Kirk Franklin -Tiny Desk (Home) Concert

なんかはじめてこれを見てから数回繰り返し見てるんですけど、年のせいなのか人生経験で感受性が豊かになったからなのか(笑)、自然に涙が出てくるんですよね。

これの前に書いた「時空を超えて作用するエネルギー」じゃないですけど、演奏しているこの人たちのエネルギーはワタシの昔の音源のような「前に出よう」とするものではなくて「深く広く温かい」。

ラストの「I Smile」という曲も不景気とうつ病と失業している人たちに向けて書いたものですが、

今日は新しい日なのに太陽はそこにない。

私の心には雲しか無くて暗い。

あなたが約束した愛と喜びはどこへ行った。

でもたとえ傷ついても神が見ていることを知ってるから私は微笑む。

落ち込んでるとき微笑むのはとても難しい。

でもあなたは笑っているときの方が素晴らしく素敵だ。

・・・という内容で、いわゆる「そうそう、こういう感じだよね~ゴスペルってさ」という感じなんだけど、やっぱりそこは奏でている人の何かが乗ってるときは「MAGIC」が働くんですよね音楽って。

でもやはり演奏も歌もグルーヴもエネルギーも、これは日本人にはちょっと出せないものを持ってます。

MVもなかなか可笑しくて好きですね。

Kirk Franklin – Smile MV

NPR MUSIC というこのYouTubeチャンネルは、アメリカのラジオ局が主催している局内のスペースで行われるコンサートを流しているチャンネルですが、かなりの大御所も普通に出演しててたまに見てますが結構掘り出し物の知らないミュージシャンも多く出演してて面白いです。

@nprmusic

ゴスペル、で探してみたらほかの人も出てきたんですが、なんでしょうね、この人もとんでもない演奏するんだけど、オイオイこんなレベル高いのかよマジかよ・・・って感じです。

Tye Tribett – Tiny Desk Concert

いやー、なのでゴスペルミュージックに対する認識がちょっと変わりました。

昔聴いてたなじみのあるものだけでなくて、知らなかった世界へ踏み出してみるのも音楽のだいご味ではありますね。

<続く>

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