【ロックへの道(仮)㊲】~「レゲエ」と一口に言ってもね・・・その①<スカ>~

ロックへの道(仮)

ども小池整体コイケタロウです。

 

正月から滞ってましたこのシリーズ、不定期更新にもほどがあるって感じですがいつのまにか夏になり(笑)、いい加減にしろってことで書きかけで長く編集せずにほったらかしていたこのジャンルで行ってみたいと思いました。

ほったらかしてたのにも理由はあり、いろいろ触れないといけないよな・・と思う部分が多すぎて、自分が納得する感じに書くの大変だなってところから止まってたわけなんですけど、まあこれを機会にということで。

山下達郎も同じ理由で止まってたんですが、おもにはご本人が多分YouTubeに著作権侵害申請を出したのか、現在楽曲のほとんどがリンクで貼れなくなってるのでもう書くのあきらめました(笑)

 

 

レゲエに関してはジャズボーンズというバンドに加入してだいぶたってからその深みにはまったわけなんですが、リーダーの人が途中から深くレゲエに傾倒してった影響がとても強かったわけです。

かといってじゃあバンドでレゲエをやってたのかというとそうではなく、バンドが解散してそのリーダーとまた新たなプロジェクトで始めようかというデモを作成しまくってた時期に深く入って行ったという感じなので実際自分はそんなに多く長くレゲエをプレイはしてないんですね。

結局そのプロジェクトからはワタシは結果的に抜けることになるので、レゲエ偏差値だけがムダに爆上がりしただけ、ということになるんですけど(笑)

 

レゲエの歴史とか宗教的背景とかを全部書くつもりはないんですけど、ある程度知ってると聴こえてくる歌詞とか曲調にそれが大きく反映されてるのが分かってはまるのかもしれないです。

ただまあそんな四の五の言わずにレゲエをかけるとその部屋の雰囲気が一気に変わって、照明を薄暗くして泡の利いた薄いビールか強いショットの酒を飲みたくなる・・という効果はすごいものがあると感じてます(多分に個人的(笑))

ジャマイカで発祥したこの音楽は基本構成だけを残してずいぶん多様な変化を続けた特異な音楽だなと思います。

スカ → ロックステディ → (いわゆる)レゲエ → ダブ → ルーツロックレゲエ → ダンスホール

みたいな感じで時流に合わせて発展変化してったんですけど、スカはもうなくなったのか?というとそんなことはなくて、それぞれいまだに聴かれているわけで、その中でもいわゆるレゲエの象徴に認知されてるボブマーリーはここではルーツロックレゲエの「ジャンル」ということになる。

その後もラヴァーズロックとかダブ・ポエトリーとかまあジャンルと言えないまでもその派生形は死ぬほどあります。

まあホントは音楽にジャンルもくそもないんですけど、理解を深めるにはいいツールだとは思います。

 

50年代から始まったスカもどうやって始まったのかは定かではないですが、あの辺の地理的にカリプソとかそういう音楽があって地元民が遊びでジャズをやろうとしたらシャッフルが出来なくて裏打ちのビートになっちゃって、お!なんかそれいいじゃん!的にテキトーに始まった・・とかいう説を聴いたことはありますが定かではありません(笑)

でもスカからその、「拍の裏にリズムの刻みを持ってくる」というスタイルは今日まで変わってないというのが、完全に確立したジャンルとしての「レゲエ」と言えるんでしょう。

改めて聴くと50年代ごろのこういう音で録音された曲はいいですね。

基本的にボーカルレスな音楽ですけどだから歌い手とコラボするのもかなり自由なのでいろんな楽しみ方と展開ができるのもいい。

でも個人的にはスカに関してなじみがあるのは70年代末辺りからのスペシャルズとかマッドネスとかの感じなんですよね。

でもこのころにはもうポリスのファーストが出たりザ・クラッシュが出てきてたりでレゲエとパンクのミクスチャーみたいなので盛り上がってて、まただいたい自分がバンドを始めた時期なので特にスカを好んで掘り下げるような聴き方はしてませんでした。

そんな意味で日本のスカバンドで個人的になじみがあるのはレピッシュと東京スカパラダイスオーケストラぐらいになっちゃうんですよね。

レピッシュは私が大学のころ初めて渋谷の屋根裏という当時としてはハイステータスなライブハウスの夜の部のバンドがたくさん出るフェスっぽいイベントに出させてもらった時に共演しました。

大トリで出てきたのを見ましたがスゴイ音圧と貫禄で異常にカッコよかったですね。

スカパラは97年ごろに深夜でやってたスカパラと竹中直人のデカメロンという音楽コント番組でちょっとフォーカスが当たって、正直この曲が出るまでスカを深掘りしてなかったせいもあってほとんど聴いてなかったんですけど、2001年にまさかのオリジナルラブの田島君とのコラボということでCDシングル買ってから聞くようになりましたかね。

スカの特徴としては基本大人数でホーンが入ってそのせいで音の厚みとクラシックな感じがあって、速い遅いどちらのビートでも国を問わずにみんな自然に体が動き始めてしまうハピネスフルな音楽だと思います。

スカパラで貼りたいのがもう一つだけあるんですけど、この人はホントにものすごくエモーショナルなピアノを弾きますね。

ピアニストでグッとくる人って個人的にはジャズ素人なんで少ないんですが、そう感じるプレイヤーの一人です。

初めてこれを見たときは鳥肌が立ちました。特に後半の盛り上がるとこ。

そのうちこの人も取り上げて書きたいと思います。

さて

スカだけでこんななんすよ。

レゲエの道は深く遠い・・・(笑)

<つづく>

 

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