どもコイケタロウです。
香川照之という名優さんがいますがワタシも大好きで、ドラマ半沢直樹のときの最終話の土下座の演技はとても素晴らしかった。
あそこまでセリフ無しで心情を体だけで表現できる俳優さんはなかなかいないと思います。
そんな香川さんが「やっと本当にやりたい仕事ができる!!」と自らEテレに呼びかけて実現したのが・・・・この番組(笑)
*動画は現在削除されてますね・・・
この前に番組実現までの下りを紹介した1回目の放送(トノサマバッタの回)があるんですが、YouTubeの権利規制でここには貼れなかったので興味のある方は検索してみてください。
幼い時から昆虫が大好きで、捕獲しまくって観察しまくって勉強しまくって「すべては昆虫から学んだ」と豪語するほどのマニア。
現在けっこうこの番組話題になってますが、なんせ香川さんのテンションが普通にテレビ出てるときと比べて桁違いにすごい。そして激アツい(笑)
好きなことを仕事に・・・という人もいるけど、現実はそう甘くもなく、仕事を持ちながら好きなことを趣味にしている人が大半だと思います。
でもねー最近思うんですけど、やっぱり子供のころに夢中になったり好きだったことって多分一生離れられないんじゃないかなと思うんですよ。
大人になった今、普通に暮らせてはいるけれど、なにか物足りないとか心が沸き立つようなことがないとかいうとき「自分は子供のころ何が好きだったのかな」と思い返してみるのは意外に大きなヒントだったりする。
物とか行為だけじゃなくて「感覚」だったりとかもそう。
ジェットコースターのあの疾走感・スピード感、川で泳いだ時の浮遊感、森を散策しているときの空間の感覚、とか。
意外にね、現在好きな音楽とか乗り物とかが、その時に好きだったスピード感とリンクしてパンクやスポーツカーが好きだったりすることもある(笑)
ワタシのクライアントさんで「速いスピード」が好きな人がいるんですが、最近その辺が高じてバンジーにはまってスカイダイビングも始めてめちゃめちゃ楽しそうだったりするわけです。
ワタシだと、自分で運転する乗り物・海じゃなくて川・平原や森・本や漫画・文章を書くこと・音楽を聴くのもやるのも(疾走感のあるロックから演歌まで)・マジック(見るだけ)・夜の歓楽街の世界の話(なぜなのかは自分ではわかってる。そして実際は行かないけど)・色っぽい系全般(店には行かないけど)・プロレス格闘技(見るだけ)・市場・夏と冬の夜の空気の匂い・宇宙の話・極限的にくだらないお笑い・練りこんだ質の高いお笑い・自然体の人・ワイルドな野菜・つけ麺じゃなくてラーメン・法には触れない規則破り・男前の女性・・・
まだまだあるんだけど、ここまで列挙してみるとこの人がどんな人なのかなんとなく見えてきませんか(笑)
自分で書いてても、なんかそのことそのものよりも、その「ベースにある感覚」みたいなものがやっぱりだんだん浮き彫りになってくる感じがするわけです。
眉間にしわ寄せて「自分探し」とかしないでも好きなものを脈絡なく列挙してみる方がより自分のことが分かるんじゃないだろうかと思いますけどねぇ・・・
幼少時好きだったことと同じことを今しなくても、「その感覚」を感じられる別のことでも始めれば人はハッピーになるんじゃなかろうかと。
そんなふうにこの番組の香川さんを見てると思います(笑)
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