ども小池整体コイケタロウです。
どうなのかなーなんて言いながら書き始めたこのロックへの道もそろそろ30回を迎えそうですが、まだ終わりが予想できないというか、いつまで続くのか自分でもよくわかんないんですが、自分の著書を書いてた時みたいになんだか面白くなってきちゃってるのは間違いないんです。
で、たいていそういうときはなんかたぶんですけど「間違いはない」んです。
ワタシの人生のテーマは「面白いと思うことをやる」なので、そういう「衝動」というか「キタコレ感」というか、それには素直に従って進むと決めてます。
なぜならそれで後悔したことが一度もなかったので。
うまく行くのか安定してるのか保証はあるのかなんてまるでわかんないんだけど、そういうのどうでもいいというか。
これは良い悪いではないんですけど。
そしてまあ当然転んだりもするんですけど。
でも転んだあとに立ち上がってからでないと得られないスキルって絶対あるので、それも結局面白いと思える変態になってしまったかもしれません(笑)
話が逸れました・・・
昨日ツイッターのアカウントにメッセージが届いてて、たまに今でもやり取りが続いてる久々の初代オリジナルラブのドラマー秋山さんだったんですが、カセットテープを処分しようと思って色々整理してたら昔一緒にやったバンドの1990年の渋谷ラママでのライブ音源が出てきたのでmp3にしたから聴いてみて~と。
秋山さんが入った直後のライブの音源は持ってたんだけど、連絡くれた音源は多分今まで一度も聴いたことがなくて、秋山さんが入ってからしばらくしてバンドがすごくタイト&ソリッドになったころのもので、ヘッドホンで視聴可能ギリの大音量で聴いたんですけど、思わずノンストップで最後の曲まで聴いてしまった。
ちょっとヤバかった。
DRIVEしまくり・・(笑)というか、自分でやってたバンドなのに自分の演奏したプレイなのに大げさに言えば「圧倒された」みたいな感覚がありまして。
俺こんなキレキレで弾いてたんだ・・みたいな。
聴いた後に秋山さんといくつかメッセージのやり取りをしてる中ではっとしたのは、
「聴いてたらわかるけど下を向いて演奏してるやつが一人もいないよね。全員前向いてる。これはけっこう大事なことなんだよな・・」
という言葉。
ああ、だから俺は自分たちの音源なのに圧倒されたのか・・と合点がいったんです。
人を圧倒する音、というのは音量をでかくしたり強く弾くということではなくて、なんかこういう「前に出てる・出ようとするエネルギー」がほとばしってるときに、そしてそれがバンドであるなら全員のそれが混ざり合って昇華して何倍にでもなったときにはじめて出るんだろうなと。
いろんなアーティストを聴いてそういうことは何度も感じてきたけど、自分が演奏した音でそれを感じたのは正直いままでで初めてでした。
しかも当時から33年も経ってから・・・(笑)
なんというか、刺激的な体験でしたね。
よくいい年こいたおっさんが「昔の俺はな・・・」なんて言うのは基本的に大嫌いですが、当時の自分のパッションの熱さをあらためてまざまざと感じるなんて経験はあまりできないのではないかと思います。
だから少し自分自身に対する感覚が広がって変わった感じがします。
自分はあの時これが出せてたんだな、という過去の自身を誇れる感じというか。
エネルギーというものは時間や空間を超えて作用するものなのかもしれません。
いままでその時やってたバンドを「JB」としか書いてませんでしたが、なんか書いても差し支えない気がしました。
「THE JAZZ BONES」というバンドはデビューもしてないので多分いまでは知ってる人は業界通でもほとんどいないと思いますが(笑)、ツイッターで知り合った方が書いてくれたNOTEの記事があるのでそれを貼っておきます。
ま、暇なときにでも読んでみてください。
↓
音楽をどう聴くか、ということについて自分なりの序列がありまして。
多分今はイヤホンで聞く人が圧倒的多数だと思うんですけど、それも全然悪くないし自分もそうすることが多いですが、やはり出音と自分の間に空間があってエアーを震わせて自分の耳に届く聴こえ方と耳の中だけで鳴ってるのには途方もない隔たりがあると思ってます。
だから
ライブ>でかいスピーカー>普通のスピーカー=けっこういいヘッドホン>イヤホン
になるんですよねやっぱり。
そこまでディープに聴こうとする人は今はあまりいないのかもですが、空間を通してでかい音で聴くと、体に響く音圧とイヤホンでは気が付かなかった様々な音が聞こえる。
第2の脳ともいわれる皮膚って、音を聴いてるらしいです。
だからいままでイヤホンや小さいスピーカーでしか音楽を聴いてない方は、でかいスピーカーや良いヘッドホンで限界手前の音量で一度聞いてみてください。
あなたの世界が一変する。
・・・かもしれません・・・(笑)
こんなこと書いてるワタシは、去年までまるで行けなかったなじみのレコードバーに久々に行ってみたくなってます。
<続く>
コメント