【ロックへの道(仮)㊹】~好き嫌いが分かれるバンドを掘ってみる醍醐味・スティーリー・ダンおよびドナルド・フェイゲン~

ロックへの道(仮)

ども小池整体コイケタロウです。

 

スティーリーダンというバンドがあるということは最初知らなくて、先に知ったのはドナルドフェイゲンのほうでした。

大学生のころに見た深夜のマニアックな音楽テレビ番組でドナルドフェイゲンを知って、大人なカッコイイ音源に惹かれてアルバム「The Night Fly」を買いましたが、しばらくこればっかり聴いてた時期があるぐらい好きなアルバムでした。

まあ今となってはただのド名作でしかないんですが、これはまだ聴いてない人は黙って買いです。

有無を言わさず買いです(笑)

で、元々この人どこのヒト?ということで調べたらスティーリー・ダンというバンドやってたと。

まあソロを出す、ということは82年のこの時点でスティーリー・ダンは解散してるわけですが、70年代初頭から約10年間しか活動してないにもかかわらず伝説的なバンドになってる。

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え、じゃあスティーリーダンも聴いてみようと思い、どれにしようかと思って結局これも名作と言われてた「Aja」と「Gaucho」行ってみよう!となって買ったんですけど・・・

なんか・・・そうでもない・・・?・・かも・・・?

だったんですよね。

なんつーか「のっぺりしてる」というか、当時のワタシにはほぼ刺さらず、数回聴いて放置してしまった・・・

よくよく調べたらこれらはスティーリー・ダンの再末期の2作で、世間的評価はすごくよかったみたいけどバンドの本質的なものの勢いは失われていたのかも?しれません。

個人的な推測でしかありませんが。

 

その後本当に興味が薄れてた時期が結構あり忘れてもいたんですけど、ドナルドフェイゲンのソロのニューアルバムが出るということで聴いてみたんですけど

・・・・・・・・

微妙(笑)

ソロは結局3枚目まで追ってみましたがアルバムで1,2曲ぐらいしか好きな曲がないという、パーセンテージにしたら20%ぐらいなのかな、そんな感じで。

でもいいのはホントにいいんだよな・・・

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この人およびスティーリー・ダンの一番のスゴイところはレコーディング技術のクオリティーの高さだと思います。

82年のファーストソロアルバムを聴いた時点でもう相当レベル高いなと思ったんですけど、スティーリー・ダンのアルバムをほぼ全部聴いてみると70年代のデビューアルバムからすでにそれは始まってる。

確かに80年代初頭からレコーディング形態がデジタルに移行していった時期ではあるんですけど、70年代のアルバムから入ってる楽器の音全ての明瞭さとバランスの完璧さみたいなのはすごいものがあります。

で、調べたらやっぱりドナルドフェイゲンを中心に異常なまでのクオリティーの追求をしていて、彼の頭の中の楽曲を精密に再現できるスタジオミュージシャンしか参加できなかったという話で。

さらにそれがやりた過ぎて、やるのはアルバム作るだけでライブとかツアーとかはやりたくねぇ!って方向に特化した挙句にバンド内の軋轢が強くなって崩壊・・・という簡単に言えばそんな経緯らしく。

 

だから聴く人の音楽に対するスタンスで評価は分かれるバンドというか。

プレイヤーとして聴くなら「なんだこれスゲェ!」であり、一人のリスナーしかもどのジャンルが好きかとポップミュージック中心のヒトであるなら「なんかキレイだけど曲はそんなに・・・」になるのかもしれない。

スティーリー・ダンが分からないやつは素人、みたいな風潮もあるのはわかってますけど、プロプレイヤー以外はみんな素人なわけで、それで悪いのかと言えば全くそんなことはないわけです。

だからワタシとしてはどっちの感想もありつつ、やはりイチリスナーとしてのパーセンテージが多い者として琴線に触れない部分もそれなりにあるんですよね。

ただ。

これでこのバンドを見限ってもいいんですけど、数年たって聴いてみると全く違って聞こえるかもしれないとは思います。

ドナルドフェイゲンの変質狂的な変態加減のしかけが自分の変化とともにぴったり合わさってくるのかもしれないんだよなと思ってしまうところでもあるのです。

めんどくさいことに(笑)

 

というわけで見限る人も掘り続ける人もいる不思議なバンドなのでは。

最後にスティーリー・ダンの中でのワタシのフェイバリットアルバムで終わります。

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<続く>

 

 

 

 

 

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