ども小池整体コイケタロウです。
ザ・スミス<The SMITH>に最初に出会ったのはやっぱり大学時代ですか、マニアックな洋楽紹介の番組を見てだったか友人から来たのか忘れましたが、結構一聴してインパクトがあってスルッと好きになったバンド。
ワタシたいてい楽曲の総体的な感じかベースラインかでファーストインプレッション判断してしまう癖があるんですが、スミスに関してはギターとコード感でしたね。
バンドもそうですけどなんかすべてはバランスなのではと思ってます。
スミスはベースの音色とフレーズも好きですが、ドラムとのリズム隊の硬質でタイトな音と、ジョニー・マーのアルペジオが基調の彩り豊かな冷感のあるギターと、対照的にくねくねふにゃふにゃした花束振り回すボーカルのモリッシーの組み合わせがなんつーか魅力的というか。
まあ万人に通じるバランスがあるわけではないのは当たり前ですが、より多くのそのバランスの妙と要素を備えたバンドが世界的メジャーになるんでしょう。
スミスはその辺微妙というか、世界的にメジャーではあるんだけどメガバンドとかではなく、アルバムもポリスとほぼ同じく4枚だけ出して解散してるんだけど、なんかサブカル的というか好きな人にはチョー刺さる・・というたぐいのバンドであって、でもそれはそれで20代の自分らのような「スミスやっぱイカすよな!え?知らないの?聴いた方がいいよ(微笑)」的なイキッタ若者には爆発的に受けたんだと思います。
昔はアルバムの全曲ほとんど聴いてたんですが、現在いまでもホントに好きな曲はきっちり選ぶとほぼほぼ10曲ぐらいで、それがラストアルバムを除いた3枚にすべて集約されてる(笑)
一番好きなのはこれで
キャリアの中でも一番ソリッドだった時期じゃないのかなと思うわけです。
次がこれで
この2枚が「自分の中でのスミス」と言っても過言ではないかなと。
思えば続けてリリースされたこの2枚でスミスはその位置を確固たるものにしたと思うんですよね。
最初のPVの「This Charming Man」はファーストに収録されてますが、個人的にはそれともう1曲「Still Il」ぐらいかな(笑)
いわゆる「ロック」・・というよりなんかいろいろ派手でバブリーだった80年代のど真ん中に突然変異で出てきた新種の花が、注目を浴びて記憶に刺さった!と思ったらスッといなくなった・・・みたいなイメージを勝手に持ってるんですけどね個人的には。
自分の音楽的指向の幅を一つ確実に広げてくれたバンドでもあります。
<続く>
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