ども小池整体コイケタロウです。
こういうブログでロックがどうのこうのって、集客とか顧客サービスおよびメリットには全く関与してないんですけど、まあいいんですこれはリハビリも兼ねてるので勝手にやらしてください(笑)
それまで歌謡曲とフォークとロック御三家しかほぼ知らなかったワタシはその後出てきたYMOに爆ハマりして、中2で転校していった先でテクノポップに一通り傾倒したのちしばらくしてからバンドやってる同級生の文化祭でのライブを目撃するんですけど、たぶんこれがその後のすべての始まりになるんでしょうね。
彼らがやった曲は2曲だけははっきり覚えてて、XTC(エックスティーシー)の「This Is Pop」とRCサクセションの「雨上がりの夜空に」。とあとP-MODELのたぶん「子供たちどうも」。
どの曲も知らなかったんですが音楽室のライブの爆音の中で
「なんだこれ・・・かっけー・・・」
と強烈に思ったのは今でも覚えてる。
RCの雨上がりとかYMOはもういまさら動画上げるまでもないメジャーどころなんでいいんですけど、この2曲は70年代後期に台頭したパンクとテクノの間を行き来してる曲調というか独特のカッコよさがあった。
ワタシが数年前に久々にバンドでやったいわゆるパンクロックの象徴でもあるセックスピストルズは75年結成で78年ごろにはすでに終わってるんですけど、中2当時の自分は全然通ってなくてちゃんと聴くのは高校入ってからなんですよね。
というか、「中2でXTC」ってどういうこと?ってぐらいXTCというバンドは当時「通好み」だったわけなんですけど、このギターのやつの兄貴がそこらへん先を行ってる人でその影響が最終的にこっちにもガンガン伝わった・・・という経緯があります。
改めて今思うのは、XTCであれP-MODELであれピストルズであれ、やっぱりそれなりに世に出てくる音楽というのはどこかに「ポップ」で「キャッチー」な部分がどこかにあって、それはこの後に出てくるポリスだとかは楽曲的にも魅力の要素的にも素晴らしいんだけど、そこはもう完全に共通項としてあると思ってます。
で、その文化祭が終わった後にそのギターのやつとその時と別のバンド自分はベースでやることになるわけなんですけど、最初にコピーした曲がなぜかハードロックの曲で、そうなるとね
「・・・ベースって・・・必要か???」
ってぐらいハードロックの曲でベースって聞こえないんすよ。
ハードロックの主役は完全に爆音のギターとハイトーンボーカルなんで、バンド始めた中学生の耳にはコピーしようにもよく聞き取れんし主張はできなさそうだしで、自分の存在意義を疑う時期がちょっとありました。
で、しばらくしてバンドの傾向がパンクや日本のロックに移行したときにベースの重要さを初めて知ってからは夢中になるわけです。
アンサンブルの中でベースの役割がいかに大きいかをプレイしてるからなおさらわかってくると、曲の聞こえ方がまるで変りました。
なので初期の記憶と思いがあるのでハードロックは嫌いじゃないし聴くことはあるけど、今までにアルバム1枚も買ったことがない。
その中学の同級生でハードロックとメタル大好きな奴がいて、勝手におすすめテープを何本も作ってくれたから一応聴いてよく知ってはいるんですけど、今までの自分の音楽生活の中で中心になることはなかった感じですかねぇ・・
でもハードロック・メタルの大好きな部分はあるのでそれはまたの機会に。
XTCはそういう意味ではホントに大好きなバンドで、アルバムほとんど持ってますし今でもよく聴いてます。
初期はテクノパンクみたいな感じでそれはそれで好きでしたが、年数追うごとに秀逸な楽曲と聴きやすいポップさが光るUKを代表するバンドになっていったと思います。
”楽器をやる”という観点からだと「Black Sea」はすごく強い影響受けたし
”最強のポップアルバム”という観点だと「Oranges & Lemons」は自分の中で一番だったかと思います。
20代当時はこれを完コピするまで死ぬほど練習したのを思い出すなー・・・
(このまま止めなければアルバム全曲流れるのでよければどうぞ)
70年代後期のパンク・ロックシーンについては書きたいバンドが結構あるのでまだこのまま続けます。
<続く>
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