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症状解説/内蔵:ランナーのための胃腸の話

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項目東洋医学的な胃の話ランナーのための胃腸の話

●ランナーのための胃腸の話

マラソン大会現場で施療中に、ディープなランナー(笑)と会話すると、ほぼ毎月(ほぼ毎週の人もいる!!)どっかしらの大会で走っているということでした。

最初はこういう実情を全然知りませんでした。近場で探してエントリーするものだと思ってましたから。

小規模な大会とかハーフでも、遠方から来られる方が非常に多いんです。

走りを趣味にしてる方は、全国津々浦々の大会を探し出して、方々の大会にエントリーして、ほぼ毎週走るんだそうです。

マラソン+大会会場となる土地の観光&グルメ旅(飲み歩き)

という多角的楽しみ方をされてる方もちらほら。

それに備えるため、毎日10~20㎞のランニングは欠かせない、と。

なるほど。こりゃ楽しそうだし止められない(笑)。

走らない人からすれば、こんなことが可能な体力って、私から見ればほぼ超人です。

そんな超人的体力だけどフツーのニンゲン、ランナーの体の中では、いったい何が起こっているのだろうと、ふと思ったわけです。。。
どんな健脚でも、42.195㎞を走ればタンパク質(筋肉)の破壊が起こります。
ミオグロビンという、普段は筋肉内にしか存在しないタンパク質が、マラソンの3~4日後まで血中に存在します。これは筋肉の損傷が修復しきれていない事を示します。

厳密な測定をすると、3~4日どころか10日経っても、血中にミオグロビンが認められる方もいるそうです。

つまり10日経っても修理は追いつかずに壊れっぱなしということです。
恐るべしフルマラソン・・・。

他にも、マラソン14日後まで、筋肉の力と耐久性は損なわれっぱなしというデータもあるそうです。

内臓に関しては、血中のタンパク質をろ過するため、腎臓の負荷が大きくなります。
足裏での赤血球破壊もあるため、これも腎臓・肝臓で処理ですね。

赤血球がたくさん壊されるため、長距離ランナーは貧血に陥ることもあります。

肝臓に蓄えられた脂肪とグリコーゲンも使いまくりです。激しいエネルギー消費に到底追いつかず、骨格筋までもエネルギー源として消費します。

フルマラソンなんか一生に一度、くらいの頻度の人は酸化的DNA損傷も起こるでしょう。これはマラソンのあと7日以上続くとも。
・・・つまり、レース後はもう、体スッカスカの搾りカス状態です(笑)。

連続でレースに出場するとなったら、必要なエネルギー量が、半端ないハズ。

つまりですね、

猛烈に食わなければいけない。

冬眠前のヒグマのように、食って食って食い倒さなければ、体を維持できないハズなんです。

冬眠前のクマは、実に100万キロカロリーを摂取するそうですよ!

以前、高橋尚子さんの食欲についてちらっと書かせていただきました。
強靭な体を支えるのは、強靭な胃腸なのだと。

だからランナーは、慢性腰痛を持ってる方が多いのかと。

胃腸にきて腰にくるパターンなのだと。

いち治療家は、考えるのです。

走り続けるには、食ったものを効率よくエネルギーに変えられる、強い消化器系が必要です。

お腹は大事ですよ!!

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