【セルフケア】バイク乗りのツーリング中のセルフケア
バイク乗りのためのツーリング中のセルフケア【腰】
ワタシも弟もバイク乗るんですが、ロングのツーリングとか行くとどうしても肩がこってきたり腰が痛くなってきたりする。
バイクの車種にもよりますけど、乗車姿勢によってはけーーーーっこうきつくなったりします。
ワタシのバイクは右一番下の車種ではありますが、決して「そういうつもり」では乗っておりません(笑)
<バイクの車種別の乗車姿勢をイスに例えると・・・>
バイクは両脚を駆使して荷重移動したりブレーキやクラッチ操作をしたりするので、意外にふとももを使います。
ふとももといっても表側だけでなくて、裏も内側もよく使う。
長時間になったり力みが入ってうまく乗れてなかったりすると、緊張の連続で筋肉はけっこう硬くなってくる。
そうすると腰の動きはどんどん制限されてくるので、動かせなくなってきて痛くなってきたりする。
自分でもよくやりますが、そんな時応急でけっこう効くのが、「シートはさみ」。
走行中でもまあまあ出来ますが、のぞましいのは信号待ちの最中。
やる前にちょっと腰を動かして痛みや重さの状態を確かめる。
立っているのでシートからオシリは浮いてますが、そのまま両脚で思い切り、文字通り思いっきりシートをはさんで内側に締め付けます。
上の図で言えば、「TRAILY」の感じで股の間にシートがある状態ですね。
力の限りシートを締め付け続けて、5秒経ったら、締め付けてた力を一気にポン!と抜いて、今度は5秒リラックス。
この流れを4~5回くりかえす。
ふたたび腰を動かして確認。
腰がすっと動くし重い感じが抜けてるのが分かると思います。
走行中だとはさむのがシートではなくタンクになりますかね。
それだと効いてくるところがちょっと変わってきますがまあまあ効果はあります。
筋肉は力を入れると縮んで体を動かし長さは短くなりますが、
力を入れてるのに体は動かないで長さは短くならずにそのまま・・・ということは、
ストレッチをしているのと同じことになります。
内股の筋肉をストレッチしてる・・・ということですね。
まあ治るわけではないですが、たまった疲れや重さを取るには効きますので覚えてツーリング中に使ってください。
バイク乗りのためのツーリング中のセルフケア【肩】
前傾のきついバイクに限らず、腕やカラダに力が入ってるといつの間にか肩が張ってしまって
しょうがないとかよくあるわけです。
前傾きつくてもセッティングがバッチリならけっこう疲れない。
まあダメな場合はライディングがヘタクソか、ハンドル位置やシート高やステップの位置なんかのセッティングが合ってないか。
まあ走り出したら止まらないので、そういう場合はあきらめて対処の手段をとるしかない。
バイクは車と違ってポジションの自由度が高いので意外に車より疲れない。
コーナー曲がるだけでもシートの位置は瞬間的にずれるので、いろいろ動きながら乗ってるわけです。
でもアクティブな分、緊張もするし、固まったとき乗り続けるのはけっこう苦痛。
肩の対処は意外とシンプル。
乗ったまま出来ます。
だけどこれやるときはどっちかというと信号待ちのときのほうがいいと思う。
走行中でもできるけど安全面を考えると・・・って感じ。
そしてそれをキープしたまま真上の空を思い切り見る。
そのまま5秒思い切りキープしたら、一気に脱力する。
これを5回繰り返す。
そしたら今度はハンドルをしっかり握ってそのままカラダを後方に移動。
ようは背中全体を丸くして首も丸めて、たてと横に背中を親の仇のように伸ばす。
とにかく伸ばす。伸ばすったら伸ばす。できたら5秒以上伸ばす。
そしたらアラ不思議、凝り固まった肩にとどまらず背中全体もラクになっている。
これでまた走れる(笑)
何をやってるかというと、肩甲骨を背中でぎゅっと寄せながら空を見ると、首の後ろ・肩・背中・腰の少し上、あたりまでの筋肉が首の付け根の1点に向かって全部しぼられる。
こった筋肉をさらに緊張させて、滞った血や老廃物を絞り出して筋肉の繊維をいちど縮まる。
その後一気に解放すると新鮮な血液がぶわーっと筋肉にいきわたると同時に、絞った雑巾に水を注ぐような感じになり、ふわーっと緩む。
それを5回繰り返せばほぼOKなのだが、筋肉の端っこはまだ硬いのが残ってることが多いので、それを解消するために背中の筋肉を今度はありえんぐらい伸ばす。
ということ。
終わったころには信号は青になってるので(笑)、そのまま快適にスタートして旅を楽しめば良い。
これは何度やっても害にはならないので好きなだけやってかまわない。
バイク乗りのための・・・と書いたが、実はオフィスで肩こったなと感じたらこれやってみれば同じ効果が得られます。
スッキリ感がはっきりしてるので、デスクワークの患者さんへの簡単セルフケアとしても勧めてます。