施術例・指の痛み

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症状: 指の痛み 主訴:両手親指の痛み
症例: 60歳女性 カウンセラー・セミナー講師
病歴等:
1年前より発症、徐々に重くなる
所見 :モノを握る・つまむ動作で左右親指背側に痛み
施術内容と結果
立位で長時間しゃべる仕事であり、講師でもあるので受講者に対しての緊張感は強い。
背筋を反らせてキープしようとしているが故の上半身の緊張と反り腰が目立つ(起床時の腰痛も訴えている)
呼吸の浅さと体液循環の停滞が気になる。
PCもかなり使って仕事をしている。骨盤部の動き・回転の修正と、体幹部の前後左右の可動域改善から手首・肘・肩の支点の位置と連動の修正をまず行う。
肩甲骨を物理的に可動化させ上半身の動きの拡大を確保。
そのうえで拇指(親指)の動きを見る。
握りこみがしづらいのと痛みが同時に起こる。
指の軸の動きを出すよう誘導したまま待つと回転と動きが正常になってきたのでモノを持たせてテスト。
痛み6割減で反対でも同様に行い、2回ほど行ったり来たりを繰り返すとあまり気にならないところまで改善。
ただ座位で姿勢を見るとやはり反って背筋を緊張させているので、試しに背中の緊張を緩めた状態で同様にテストを実施してみると、先ほどよりさらにつらくない。
背部を緊張させると肩甲骨・腕・首の動きを制限するのでそのままPCなどの仕事をした場合指まで制限が来ることを実感してもらう。
仕事がら姿勢に関しての指導がそのまま即採用されるかどうかは不明だが、実感を一度したことで記憶として入っていればいいという判断で初回の施術を終える。その後の経過:
1週間後再来院、その間仕事中に親指の痛みを忘れていたとのことで本人は改善を認識できた。
指の軸の動きを出し回転と指全体の動きを再度おこない、さらに改善。

施術者の考察:
姿勢の問題は奥が深い・・・というより根強く誤解されているのがまだまだ一般的。
指の痛み自体は関連部位の動きを出してから最後に簡単なアプローチをすればすぐに戻るので、深刻ではない。
もとになる大きな部位の制限になるような原因を作らないように施術者が気付いて指導することが肝要である。

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