人体と自分と生きてくことは全部共通しているのかもしれない

BODY

ども小池整体コイケタロウです。

 

去年からNHKでやってる「人体」というドキュメンタリーを続けて見てますが、昨今の人体に関する解明のされ方は大きく変わってきたようです。

NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク

↑(サイトが動画が重いので気を付けてください)

 

以前は、というか、これまで何となく体の制御は脳が一括してやっていて、あとの臓器はみなそれに従うというイメージだったのが、実は内臓や骨や筋肉に至るまでが情報物質(ホルモンのような)を体の環境変化に従って放出して、各臓器へメッセージを送ってバランスをとるように働いている、しかもそれは思ってるより多岐にわたる「情報交換」だ、ということがこの特集の大きなテーマだと思います。

そこにあるのはまさに「コミュニケーション」。

コミュニケーションが行われる・・・ということはそこに迅速で親和的な伝達と協力性がなければうまく成り立たない。

そしてそれがうまく機能している場合、とても大きな動きが円滑に遂行されることになります。

それがいわゆる「健康な状態」なのかなと。

 

ワタシは個人的に「健康な状態」って「なにもない」事だと思うんですが、この場合の「なにもない」というのは特に「何も意識しないでいられる均衡した状態」という意味で。

当たり前のことがただ当たり前に機能しているという。

御飯が美味しくて、ウンコが毎日しっかり出て、呼吸が深く楽で、日々が精力的でいられて、感情を素直に表現できて、体の各部所は良く動いて、風邪をひいたらちゃんと熱が出て、治る力が強くて、と、実際ここに書いたことだけでも実現できているのであればそれだけで相当十分な状態だと思う。

そしてそういう状態を実現するのに必要な働きが、人体の中で全体がそれぞれ双方向で「コミュニケート」していることだという。

 

でね、番組見ていて思ったんですけど、もうこれは実際生きてる中でのこととたぶん一緒なんだなと思ったわけです。

人とのコミュニケーション、自分自身とのコミュニケーション、世界とのコミュニケーション、それが十分できてたら自分自身や身体はおかしくなったりしないんじゃないだろうか?

人体の中でのコミュニケーションというのは一つの目的のために全員が動いてて、「食物入ってきたんで消化お願いします」とか「酸素必要なんで呼吸上げてください」とか何かあったら感知した場所が必要部署に連絡してそれを受け取ったほうはそれに基づいて働く。

家族も会社も社会も一緒です。

まずは環境の変化があってそれに伴って必要が出てある部署(自分)がほかの部署(他の人)に働きかけて動いていく。

まずは発信、そして受信、そして発動、それによる結果、ということで動いていく。

必要があっても何か感じても不安や恐れで発信しない、情報が来ても気に入らないので受信しない、受信しても意に染まないので動かない、であれば結果も出ない、ということはすなわち「うまくいかなくなる」ということにつながりはしないか?

だから逆に現実の世界でこれがスムースにできていたら体のシステムにも当然同時にリンクして「うまくいく」気がするんですね。

そこはオカルトでも精神論でもなく実際のはなし、きわめて現実的に作用していく。

 

長年この仕事をしてるのとずっと勉強している療法の考え方を鑑みると、「自分はこれはできてないけどこの場所ではできているよ」というのは実は成立しないんじゃないかと。

すべてはすべてに共通する、というか、している。してしまう。表に現れてしまう。

でもこれがホントにそうだとしたら、もう自分にも人にも嘘つけなくなるしごまかせないんですよ。

それは実際結構シビアなことで・・・(笑)

だから自分も含めてなかなかできてる人がいないんだとは思うんですけど。

でもカラダが「うまくいってない」人はちょっとそういうことも考えてみてもらってもいいんじゃないかなと思ったりします。

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